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- 白和瀬神社
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NHK・BS放送に視聴者から寄せられた「心の風景」を自転車で巡る旅番組があります。旅人は火野正平が亡くなって女優の田中美佐子に代わりましたが、私はこの番組が大好きで、毎朝視てから社務所に向かうのを日課にしております。「こころの風景」というと誰しも心に残っている忘れられない風景をお持ちではないでしょうか。
社務所のある大笹生からあづま総合運動公園につながる広域農道を進むと奥羽本線と交差する場所(町庭坂柿の口)があります。山裾の丘陵地帯とそこに広がる田や畑、小高いところを走る奥羽本線など、日本の原風景とも言えるこれらの景色が、私にとっては何とも言えず心を癒してくれる「こころの風景」なのです。ここのよさを感じているのは私だけでなく、週末ともなると多くの写真家が田園地帯を走るつばさを撮りに集まってきます。今年も春の田植えから秋の稲刈り、そして刈り取った後の冬景色と四季折々の美しさを見せてくれるものと思います。
ところで、日本人はどうして田畑が広がる風景を日本の原風景と認めなつかしさや癒しを感じるのでしょうか。
その理由の一つに、日本が「瑞穂(みずほ)の国」とよばれていたように、自然の力を「神」と呼び、敬い、米作りを基盤とした社会の中で、日本の文化が育まれてきたことがあるのではないかと思います。
昔の米作りは、全て人の力で行っていたために隣近所や親戚のつながりを大切にしてきました。田植えや稲刈りなどに見られた「結(ゆい)」や「早苗饗(さなぶり)」などは、その代表的なものです。また、米作りと共に神社の祭も豊作への祈りと収穫に対する感謝のために地区内の人々が心を合わせ協力して作り上げてきたものです。昔からこのように強いつながりと感謝の心を大切にしてきたからこそ我々日本人は、多くの試練に打ち勝つことができ、日本をここまで発展させることができたのだと考えております。
時代がいかに変わろうとも、日本の原風景と共に日本人の根底にある「結」の精神と感謝の心を大切にしていきたいと考えております。