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先日、私が兼務している神社の総代長さんと話をする機会がありましたが、その総代長さんは、次のようなことを嘆かれていました。
「今の日本はだめだない。人口も減り、経済も活力が無くなっている。殺人や強盗のニュースは増える一方だし、政治家も今の状況を見ているとまったく頼りにならない。これからの日本はどうなってしまうのか。」
私も今の日本が閉塞感に包まれていると感じておりましたので、共感してお話を聞くことができました。総代長さんが帰られてから改めてどうしたものかと考えてみましたが、いくら考えても答えは簡単に見つかるものではないし、一人の力でどうにかなるものでもありません。出るのはため息ばかりです。
そんな折、知人の宗教家の方から頂いたパンフレットを読んでいましたら、次のような文章が心に残りました。
「神やご先祖を想う心は、今では失われつつあるのが現状ですが、本来日本人がもつ「敬神崇祖」の心を原点から見直し、一人一人が感謝の行いを始めたら、どれだけ世の中が平和で明るいものとなるでしょうか。敬神崇祖の心と行いこそ、現代の人々の心を豊かにするものであり、明るい未来への第一歩となるのです。」
この文章を読んだときに、前に紹介した総代長さんのことばが頭に浮かんだのです。今の日本人は、神やご先祖を想う心が失われつつあることにより、心の拠り所が無くなり道徳的な規範も薄れてしまっているのではないでしょうか。
このように考えると、今の日本を立て直す第一歩は、敬神崇祖の心と行いを見直し、祭り事をしっかりと行っていくことになるのではないかと思います。「悪い行い、良い行い、全ての行いを神様やご先祖様は見ていらっしゃる。」という教えを幼いときから植え付けることや「毎日神棚を拝んで神に感謝し、よりよい生き方を求める姿」を日本人としての根本にしていかなければならないと考えています。
※ 鷲神社 神社だより より